2017年01月08日
M1 カニ星雲

これは大きな恒星が一生を終える時に起きる現象。
西暦1054年におうし座で超新星爆発を起こしたこの星は
2週間ほどは昼間でも輝いて見えていたらしい・・
現在そこには何も見えないけど、写真で撮るとその残骸が写る。
(中心には中性子星というわけの分からない天体があるらしい・・)
その残骸が通称カニ星雲でメシエカタログの1番バッターです。
ちなみにメシエさんって人は彗星ハンターみたいで、彗星探しで見間違う
天体を100個以上カタログ化した人です。
(メシエがなぜカニ星雲を1番にカタログしたのか興味ありますね)
M1は6200光年と、これもアンドロメダ銀河などと違い、太陽系を含む
銀河系内にある天体で、見かけの大きさは6×4分角と結構小さい^^
1000年前に起きた爆発ですが、6200光年離れているので実際は
7200年前に爆発したってことになりますが、
この時間のズレがある不思議感も天文の醍醐味で好きです。
つまり過去の姿を見ています^^;
M1 PENTAX-M200mmF4開放,ISO1600,2分×6枚(12分相当)
(1/2トリミングで400mm相当の画角)

おうし座ζ(ゼータ?星→おうしの右ツノの先端にある星)の
すぐそばにあるので探しやすい^^;
#明日はプレアデス星団(リベンジ版)をアップします・・
2017年01月08日
オリオン大星雲と馬頭星雲
ここからの写真は銀河系内の天体です。
オリオン大星雲M42は3等級で肉眼でもぼやっとした
薄い雲みたいに見える第一級の星雲です。(写真にも良く映る)
ここでは今、星が次々と生まれているらしい。
距離は1600光年、前回までの銀河と比べると1000倍以上は
近いエリアにありますが、銀河と違って銀河内の天体なので
見かけの大きさは60分角(1度)になります。
今回は大きさに拘ってますが、1度って角度がソコソコ大きく思えてきた・・不思議^^;
もう一つの対象は馬頭星雲ですが、これは肉眼では全く見えません^^;
メシエカタログにもなく分類は散光星雲で馬頭の下の赤い
星雲が IC434 と記されています。
但し写真にはちゃんと写り、見た目のインパクトがあり有名な天体。
PENTAX-M200mmF4開放,ISO1600,2分×10枚(20分相当)

オリオン座の腰部分にある3個の星が線で結んだ星で、左がオリオンの上半身、
M42は下半身部分にあり、200mmレンズだと同一視野に入れることが出来ます。
馬頭星雲に露出を合わせたため、M42は飛んでる。
昨年400mmで撮った写真はこれ
2017年01月08日
おおぐま座 M81,M82

北斗七星は有名だけど、おおぐま座の腰と尻尾の部分なのです。
そんな、おおぐまの頭付近にあるのがM81銀河で、これも見かけは大きい。
見かけの大きさは27×14分角。月と同じ見かけの大きさ!
ちなみにM82は11×4分角。
M82,M82,NGC3077は数億年前にはもっと接近してたようで、
それぞれがガスでは繋がっているらしい、、さすがにそんなの見えない。
銀河というくらいだから、これも太陽系を含む銀河系のはるか先に
ありM81は1200万光年先にあります。
M33 PENTAX-M200mmF4開放,ISO1600,2分×8枚(16分相当)
(1/2トリミングで400mm相当の画角)

200mmでは10分角くらいが形状の分かる大きさって感じ。
(M51子持ち銀河やM104ソンブレロ銀河はもう少し小さいが、
今後、撮ってみたい対象なんですよね~)