2016年01月03日
M31 アンドロメダ銀河
アンドロメダ座のアンドロメダ銀河 メシエカタログの31番。
(最近は大星雲とは呼ばずに銀河と呼びます)
自分の年齢では、アニメ「銀河鉄道999」の終着点。
メーテルと鉄郎が汽車で旅をするアレです。
(若い人は知らない^^)
さて今、夜空に見える星は全て地球を含む銀河系内にある星です。
銀河系には2000億個の星があると言われてますが、
この銀河の外にさらに1000億個の銀河があるそうで、
ホント途方もない数字です。(こういう飛び抜けた感覚が好きです!)
アンドロメダ銀河は地球から約250万光年、
直径は約25万光年で、地球の隣の銀河になります。
銀河系に対して秒速約300キロメートルで接近していて
30億年後に衝突して合体、1個の楕円銀河になります。
衝突といっても星同士は衝突しません。
銀河ってそれほど疎なんです、不思議。
肉眼で見える最も遠い物体だそうで、慣れれば存在を確認出来ますよ。
↓ M31アンドロメダ銀河 PENTAX K-5II Tokina400mm
(2016/1/4:画像を少し修正)
Windows Liveフォトギャラリーでコントラストを2回最大に上げ、その後
「深夜道楽Web」 さんのフリーソフト FlatAide(フラットエイド) で、
気になる星の青色ハロー現象を除去をしてみた。
下の加工前写真に比べ、青色ハロー(青の偏光)が無くなってます。凄い!
銀河の中心付近をバルジと呼びます。
その周りの円盤部分を横切る暗黒星雲がきちんと写ることが
出来たら上出来と思っていて、なかなか良く撮れたと思います。
手前の多くの点は銀河系内の近くの星で、その何100倍も先の宇宙空間に
アンドロメダ銀河があるわけですが、想像できるでしょうか・・^^
あと、意外と思われますが見かけの大きさが満月の約5倍もあるという事です。
知らない人は、
えっ?望遠鏡じゃないと見えないでしょう。
となりますが、実は満月よりも大きいのです!
同じ400mmの望遠レンズで写したアンドロメダ銀河と
満月の縮尺比較をしてみましたが月より大きいですね。
明るさは全然違いますが。
肉眼だと中心部付近だけぼやっとした雲のような光に見えますが、
写真だと案外綺麗に写りました。
↓ M31 アンドロメダ銀河と月(400mm望遠レンズでの大きさ比較・トリミング無し)
[撮影情報]
日時:2016/1/1 19:42~
赤道義 : Kenko Skymemo RS
カメラ : PENTAX K-5 II
レンズ:Tokina400mm/F5.6解放
合成ソフト : DeepSkyStacker 3.3.2で15枚合成
青ハロ除去ソフト:FlatAide
時間:2分×15=30分相当、ISOは800,1600,3200
IMGP1352~53.JPG:120sec,ISO800×2枚
IMGP1355~63.JPG:120sec,ISO1600×9枚
IMGP1364~67.JPG:120sec,ISO3200×4枚
↓ 大きな画像(1.7MBあります)
Posted by しお at 23:21│Comments(2)
│星
この記事へのコメント
太陽に一番近い恒星でも光の速さで4年近くかかる(ケンタウロス座のαだったような)
本当に疎ですね、髪の毛座方面の銀河集団は迫力があります。
本当に疎ですね、髪の毛座方面の銀河集団は迫力があります。
Posted by 月 at 2016年01月07日 21:33
ケンタウロスαは4.3光年になっています。
1光年@9.5兆Kmで計算すると、
仮に地球を1mm(蚤くらい)とすると3,000Km先で、
グアム島より遠いくらいです^^;
一番近い星まで、蚤がグアムより遠い距離です・・
恐ろしく遠い。
春の銀河団の向だと、ソンブレロ銀河はぜひ撮ってみたい対象ですね。
今度挑戦します^^/
1光年@9.5兆Kmで計算すると、
仮に地球を1mm(蚤くらい)とすると3,000Km先で、
グアム島より遠いくらいです^^;
一番近い星まで、蚤がグアムより遠い距離です・・
恐ろしく遠い。
春の銀河団の向だと、ソンブレロ銀河はぜひ撮ってみたい対象ですね。
今度挑戦します^^/
Posted by しお at 2016年01月09日 18:48