2019年02月11日
ワータネン彗星接近

ヨーロッパの探査機ジオットが1986年3月にハレー彗星の核に突っ込んだ。
ジオット搭載カメラの画像の悪さに何も分かりませんでしたが、
当時は興奮して見た記憶があります、、赤道儀も持っていないので固定写真(笑)
で、今回のワータネン彗星なんですが、
知る人ぞ知るヨーロッパ探査機ロゼッタが彗星に着陸する予定でした。
けど、開発期間などの事情であきらめざるを得なかった彗星なんですよね~。
(結局、チュリモフ・ゲラシメンコ彗星 ^^; という彗星が代替になったけど)
というわけで、あの、ワータネン彗星なのかと気付いた次第なのです。
これは見ておくかって事で大晦日の帰省時に見てみました。
肉眼だと分かりませんでした、、暗い・・
85mm/F2.8 ISO400 2018/12/31 大分県南部


85mm/F2.8 ISO400 2018/12/31 大分県南部

2018/12/31 20:39~21:10の間1min,5min,2min×6の計8枚コンポジット
写真にとった画像を確認するとにじんで彗星であることがすぐに分かるけど、
サイズ感というか目印となるような他の天体が無いのでなんとも寂しい・・
Wikiではワータネン彗星は5年半で木星から地球の辺りを周回する木星族の彗星。
(意外と頻繁に近づいてるな、、という印象)
今回は地球にすごい近づくんだけどそれでも尾までは見えない。
2018年12月16日に地球に再接近し3等星台で、撮影日12月31日で5等星台くらい。
3等星って接近した彗星としては明るい方なんです、、
大晦日(2018/12/31)はやまねこ座に居ましたが、やまねこ座ってどこよ??
ネット情報を頼りに広角レンズでメジャーな星座を入れて位置関係も記録。
12/23にはぎょしゃ座のカペラ付近を通過したようで、
地球に大接近しているだけあって高速で天球を移動しています。
この前にはプレアデス星団にも接近したようですね。
広角18mm/F3.5 ISO400

2018/12/31 22:06から5min×3枚コンポジット
尾が淡く長い綺麗な彗星を見たいものですが、なかなか出会えません。
(ヘール・ボップ彗星は明るかったけど尾が短かったしねー)
水を地球にもたらしたとか、生物の種であるアミノ酸を運んで来たという説もあるし、
また、突然大彗星が現れる事もあるしで彗星って魅力的な天体なんですよねー。
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