2013年12月21日
プレアデス星団(M45)
今日は雨で自宅にいるので、先日撮影したプレアデス星団(M45)画像で遊んでみました。




自分の天体写真もようやくデジタル化しました。しばらくは楽しめるかなー
先日ISON彗星を撮影する前にお試しで撮影したメシエ天体45番目のプレアデス星団。
月明かりがあったのでイマイチな画像ですが、コンポジット(重ね合せ)処理に初挑戦してみました。
コンポジットによりノイズを減らし淡い星雲の光も目立出せることが出来るようです。
(月明かりで青い星雲は写ってないのですが・・)
プレアデス星団(M45) [PENTAX K-5II/FA-85mm/F2.8/ISO400] 20sec×4枚コンポジットしトリミング

ネットで調べると、DeepSkyStacker という海外フリーソフトが良さそう。
(Raw画像も取り込めるようですが、プラグインが必要で・・まずは .jpeg ファイルで処理します。
この辺りが、良くわからない・・画像処理結果がどう変わってくるのか)
(1) まず撮影
レンズが85mmなのでポータブル赤道儀で撮影してます。
月明かりがあり露出時間が30sec位じゃないと露出オーバに・・ なので、30sec×複数枚を撮影。
あと、デジタル特有ですがダーク画像を1枚撮影。
(これは同じ露出時間でキャップを付けて真っ黒な画像を撮影 ←ノイズが写るので画像処理で減算する)
※フィルムと違いデジタルカメラは時間を掛ければ掛けるだけ光を取り込むのですぐに露出オーバになります
月明かりが無いと3分くらい行けそうですがどうだろう? そうすると星雲部分も写るのかも・・
(2) 画像処理
DeepSkyStacher を起動して、使えそうな画像をソフトウェアに取り込みます。今回は少な目の4枚+ダーク1枚。
使い方は、ネットで調べるとたくさんの先駆者が居ますので詳細は置いといて、(ホントはまだ分かっていない)
ポイントは1ヵ所です。
スタックするとスタック分の明るさが増すので、画像が全体的に明るく白っぽくなります。
そのため、下図の通りスタックした画像の情報ウィンドウのRGBピークを左に移動させます。
左から20%位にしたら1枚画像と同じ程度の明るさになりました。
また、直線がS字になっていますがこれもフラットにする必要があるようです。(これはどう影響するかよく分からない)
※細かいオプションもありますがまずはスルー
スタック直後の画像情報
→ マウスでスライダを調整してこんな感じに調整する
以上 .jpeg画像でも演算が数分掛かりますが、コンポジット(stack)完了。
(3) 結果
一番上の画像がそうですが、とにかく背景が月明かりで被って暗い宇宙空間はイメージ出来てません。
ハッキリ言ってコンポジットしてもあまり変わらなかったですが(笑)、マニアな人間はわずかな部分が気になるのです。
一応ノイズが取れていることは分かりました。中央部分を拡大すると見る人が見れば分かります・・^^;
左がコンポジット後、右は1枚撮影ファイルで粗い背景が少~しだけマイルドになって居るように見えます・・・・・

画像処理ソフトもフリーである程度出来るところが良いですね。数万するソフトも魅力的ですが・・